2026年1月ごろ、SNS(X)で「 プロジェクトセカイ(プロセカ) 」の痛バッグに “公式画像を印刷してラミネートしたもの” を使用していた件が話題になりました。

この件は「 公式に問い合わせたら “控えてほしい” と返信が来た 」という流れもあって、話が一気に広がった印象です。
その一方で、話題が大きくなるにつれて
「 ラミネート自体がダメなんだ!」みたいに受け取ってしまう人も見かけました。
なので今回は、
・何が問題になったのか?
・どこが “個人利用の範囲” から外れやすいのか?
このへんを、できるだけ わかりやすく整理しますね。
※この記事は、法律の専門家として断言するものではなく、一般向けの説明です。
※ジャンルや作品によって、公式ガイドライン・利用規約はけっこう違います。気になる場合は “その作品の公式ルール” を最優先で確認してください。
もくじ
ダメだったのは、公式イラストの「 個人利用の範囲 」を超えたと見なされたから
最初に結論からいくと、今回のポイントはここです。
✖ 痛バでラミネートを使ったのが問題
⭕ 痛バに “公式画像(ゲーム内スクショなど)” を使って、加工物(痛バ)として持ち出したのが問題
ラミネートはあくまで “加工の手段” であって、問題の中心は「 公式画像の扱い 」にあります。
プロセカ痛バラミネート騒動の概要
流れをざっくり書くとこんな感じでした。

問題になったガイドライン部分とは?
公式へと問い合わせの回答がポストに上がっていたのですが、そのガイドラインというのが公式の禁止行為に関するガイドライン記載されている
「 本プロジェクト内で使用されているイラストを二次創作物(同人誌・同人グッズなど)に使用・展示・配布することは禁止。個人で楽しむ範囲で利用してください 」
そして今回のケースは、
“印刷+ラミネートで作ったもの(痛バ)を、リアルイベントに持ち出して人目に触れる状態にする”
これが「 使用・展示の扱いになる」と判断された、という流れです。
痛バはグレーだったが、今回は線が引かれた形になった
🦉 これは私の認識ですが
「 公式画像を印刷して痛バに入れる 」行為って、今までも “黒寄りのグレー” と見られていた
公式も被害がないしファン活動なので黙認していたところに、今回の問い合わせがあり “公式としては控えてほしい” が言語化されてしまった。
そんな印象があります。
よくオタク界隈で言われる
「 グレーなことを公式に聞くと、基本 “OK” とは言えないから “やめてください” になる 」
というのが、まさに現実となった件。
(問い合わせした人に悪気はなく、むしろ正義感から “ルールを確認したい” という気持ち自体は自然なものだと思う…!)
他の界隈(ジャンル)の反応
トレンド入りもあって、他ジャンルの人も反応していました。
空気感として多かったのはこんな感じ。
・「 公式絵を勝手にプリントして加工するのは、だいたいどこでもアウト寄りだよ 」
・「 公式グッズを使う発想が普通で、そもそもプリントしない 」
・「 ファンアートを使うなら、描いた人の許可や利用条件が超大事 」
・「 問い合わせ自体に賛否が出るのも “あるある” 」
ここはジャンル差が出やすくて、暗黙の了解が強い界隈ほど「 え、そこは最初からダメだと思ってた… 」って反応になりやすい印象でした。

個人利用の範囲とは?著作権法の考え方でざっくり整理
公式ガイドラインが最優先なのは前提として、
「 なんで “個人利用だからOK” にならないことがあるの? 」を理解する助けとして、
著作権法の “私的使用” の考え方を軽く触れておきます。
第30条 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
【個人的】- これは仕事などではなく趣味や娯楽のことで利用するならって意味です。
【 家庭内その他これに準ずる限られた範囲内】- 準ずる限られた範囲とは すごく親しい友人達のことでSNSで繋がっている程度では駄目です。
また 著作権者の許諾なしに使用できるのは「複製」のみで「加工」することはできません
なのでたまに「 対価が発生しない → 非営利 → 個人利用 → 複製や加工OK 」と認識している方がいますがそれは間違いです。
では、どのように痛バッグを作れば問題なかったか?
これは今回のプロセカ以外のジャンルでも守りたいことです。
❌️ やってはいけないこと
🔹公式サイトやゲーム内の画像(スクショ含む)を、印刷して使う
⭕️ やっても良いこと
🔹公式が販売しているグッズを使う(缶バッジ、アクスタ、コースター、クリアファイルなど)
今回、公式イラストをラミネートして問題になっていましたが、公式グッズのクリアファイルを切り抜いて使用するなら問題なかったと思います。
🔹自分で描いたイラストを使う
🔹他の人のファンアートを使うなら、本人の許可と利用条件をしっかり守る(無断使用は駄目)
XやPixivなどで見かけた他の方のイラストを、勝手に使うのはやめよう!
じゃあ「 許可を取ればOK? 」と言われると、基本的に “許可が取れれば問題ない” です。
ただ、実際には多くの方が「 すみません、やめてください 」と答えると思います。
もし「 いいですよ 」と言ってくれる方がいたら、それはかなりありがたいことで、感謝して、条件(使用範囲・掲載のしかた・クレジット表記など)があるならしっかり守ってくださいね。
❓️ では、なぜ「 やめてください 」になりやすいのか。
🦉 私の見解を述べると
たとえば、許可をもらったイラストで痛バを作ってイベントに参加したとします。
もしその場で、たまたまトラブルや迷惑行為が起きてしまい、その様子がSNSで拡散されたとき。写真に痛バが写っていたら、本人だけでなく「 そのイラストを描いた人 」まで巻き込まれてしまう可能性があります。
かなり極端な例ではあるけど、こういう “巻き込まれリスク” を考えると、慎重になるのは自然で、
これは “人として信用できる/できない” というより、単純に「 よく知らない人に自分の作品を預けるのが不安 」という距離感の問題が大きいです。
まとめ 人の目に触れる場所ほど、ちょっとだけ慎重に
今回のプロセカの件で問題になったポイントは、
「 公式イラスト(スクショ等)を印刷して加工物(痛バ)にし、イベント持っていった(持っていこうとした) 」
ここでした。
加工そのものも気になる点ではあるのですが、特に大きかったのは “不特定多数の人が集まる場所に持ち出す” という部分。
家の中で、自分だけが楽しむディスプレイとして飾る…くらいなら、受け取られ方はもう少し違ったかもしれません。
実際、ラミネートを使った痛バはSNSでもよく見かけますし、缶バッジだけの並びよりメリハリがついて見栄えがいいのはすごく分かります。
ただ、痛バって「 自分が楽しむ 」のはもちろん、同じファンから見ても「 いいな〜! 」と思われるのが理想だと思うんです。
(同担拒否みたいな話はいったん置いておくとして…!)
もし「 缶バッジだけだとちょっと寂しい 」と感じるなら、ラミネートの代わりに
・公式のクリアファイルを背景やアクセントに使う
・ロゼットを付けて華やかにする
・ラインストーンシールなどでデコって雰囲気を足す
みたいに、いろんな方法があります。
自分の “好き” が気持ちよく伝わる形を、少しずつ試してみるのも楽しいはず。

よい推し活を〜✨